米国5月の雇用統計 失業率は3カ月連続で低水準維持[2022/06/04 01:25]

 アメリカの5月の雇用統計が発表され、失業率は3カ月連続で3.6%を維持しました。一方、非農業分野の就業者数は市場予想を上回る増加となりました。

 アメリカ労働省が3日に発表した5月の雇用統計によりますと、失業率は3.6%でした。

 新型コロナ感染拡大前の2020年2月につけた3.5%に迫る低い水準を3月以降、3カ月連続で維持しています。

 また、景気の動向を反映する非農業部門の就業者数は、事前の市場予想の32万8000人を上回る39万人の増加となりました。

 4月に比べてやや伸びが鈍化したものの、飲食や宿泊業などの雇用拡大が堅調です。

 アメリカの中央銀行にあたるFRB=連邦準備制度理事会は歴史的な物価高を抑制するため、大幅な利上げを続ける考えですが、これにより今後数カ月で経済が後退するとの見方が広がっています。

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