NYダウ880ドル急落 インフレに歯止め利かず…[2022/06/11 06:10]

 アメリカで記録的なインフレに歯止めが掛からないことを受け、ニューヨーク株式市場はダウ平均株価が900ドル近く急落しました。

 10日、アメリカ労働省が発表した5月の消費者物価指数が40年ぶりの高い伸びとなり、ダウ平均株価はハイテク株を中心に売りが進むなどして前日に比べて880ドル急落し、3万1392ドル79セントで取引を終えました。

 FRB(連邦準備制度理事会)は先月、0.5%の大幅利上げに踏み切ったほか、今月から量的引き締めも進めていて、インフレがピークアウトすることが期待されていましたが、市場の予測を上回る物価高が示されました。

 一部のエコノミストからは「来年にはアメリカ経済がリセッション=景気後退に突入する可能性が大きい」との声も上がっています。

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