ウクライナ東部要衝知事「ロシア軍数日で総攻撃か」[2022/06/13 06:00]

 ロシア軍との激しい攻防が続くウクライナ東部の要衝・セベロドネツクについてです。現地の知事は「ロシア軍は制圧に向け、この数日で総攻撃を仕掛けてくるだろう」という見方を示しました。

 東部・ルハンシク州のハイダイ知事は12日、ウクライナ軍最後の拠点とされるセベロドネツクでは依然として激しい市街戦が続いていると述べたうえで、ロシア軍は制圧に向け、この数日で総攻撃を仕掛けてくるだろうとの見方を示しました。

 民間人数百人が避難しているアゾト化学工場については、ロシア軍の攻撃を受けつつもウクライナ軍がいまだ押さえていると強調しました。

 一方、隣接するリシチャンシクについて、知事は子ども3人を含む住民30人が11日に他の場所へ避難したと明らかにしました。

 ただ、セベロドネツクは水や薬などの支援物資が届けられる状況にはなく、民間人が避難することも現状では不可能だと訴えました。

こちらも読まれています