ロシア「化石燃料の輸出総額13兆円」フィンランド環境団体“抜け穴”指摘[2022/06/13 12:00]

 ウクライナへの侵攻開始以降、ロシアが化石燃料の輸出で、13兆円の利益を得たという調査結果を北欧の環境団体が明らかにしました。

 フィンランドの環境団体が13日に公表した調査結果によりますと、ウクライナ侵攻が始まってからの100日間で、ロシアからの化石燃料の輸出総額は13兆円余りに上るということです。

 ロシアへの経済制裁などにより輸出量は減ったものの、化石燃料の価格高騰が影響し十分な利益を得たと分析しています。

 ロシアからの平均輸出価格も、去年に比べて、約60%高騰しています。

 主な輸出先は、中国、ドイツ、イタリアで特にインドでは、ロシアからの原油が精製された後、欧米へと再輸出されていて、「抜け穴」になっていると指摘しています。

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