「ウクライナ軍の妨害で人道回廊設置できず」ロシア側主張[2022/06/16 11:50]

 民間人の多くが残るウクライナ東部セベロドネツクの化学工場を巡り、ロシア側がウクライナ軍の妨害で人道回廊が設定できずにいると明らかにしました。

 ロシア国防省は15日、アゾト化学工場に人道回廊を設置したものの、ウクライナ軍が停戦を守らず、民間人を「人間の盾」に使ったと非難しました。

 ロシア側は14日、親ロシア派支配地域への人道回廊の設置を発表し、工場で抵抗を続けるウクライナ兵に投降を求めていました。

 一方、ルハンシク州のハイダイ知事は15日、ロシア軍がセベロドネツクに複数の方面から猛攻撃を仕掛けようとしていると明らかにしました。

 およそ1万人の住民が残っていますが、橋が破壊され、食料の補給などがさらに厳しくなっています。

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