3年ぶりNYプライドパレード 「中絶の権利」主張も[2022/06/27 10:36]

 性的少数者の権利への理解を求める「プライドパレード」がニューヨークで行われ、人工中絶の権利を認めないとする連邦最高裁判所の判断についても抗議の声が上がりました。

 26日に開かれた今年のプライドパレードは、新型コロナウイルス対策による制限を行わず、3年ぶりに通常通りの規模で開催されました。

 24日に保守派の判事が多数を占める最高裁で中絶の権利を認めた過去の判例が覆されたことから、性的少数者の権利も侵害されることへの懸念が強まっています。

 パレード参加者:「私は、いつになったらこの国で完全な人間としてみなされるようになるのか。また、クローゼットに隠れなければいけないのか」

 人工中絶の権利を認めない判断に賛成した最高裁のトーマス判事は、「同性婚の権利についても再検討すべき」と発言していて、アメリカの保守化に危機感が高まっています。

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