米中間選挙で与野党の支持拮抗 世論調査[2022/07/14 06:42]

 アメリカの中間選挙が11月に迫るなか、与野党それぞれへの有権者の支持が拮抗する可能性があることが分かりました。

 ニューヨーク・タイムズの世論調査によりますと、与党・民主党が議会で多数を占めるべきと答えた登録有権者の割合が41%なのに対して野党・共和党の方が好ましいと答えた人の割合は40%でした。

 与野党で拮抗した選挙戦が予想される結果についてニューヨーク・タイムズは、銃乱射事件が相次いだことなどで銃規制を進めたい民主党の支持者層に活気が戻りつつあるためだと分析しています。

 ただ、物価高などでは民主党支持者に悲観的な見方が広がっています。

 民主党支持者:「国民が持っているお金は半年前よりはるか少なく、満足していない。だから民主党にとっては中間選挙は厳しいものになると思う」

 対する共和党について記事では、「経済問題を重視する白人以外の労働者階級を取り込みつつある」と指摘していて、バイデン政権にとっては物価高への対応がますます重要な課題となりそうです。

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