中国の中央規律委員会は地方銀行から巨額の預金が引き出せなくなっている河南省で、地方銀行の監督を担当していた男を「厳重な規律違反の疑い」で調査を始めたと明らかにしました。
中国共産党で幹部の汚職摘発などを担う中央規律委員会は24日、河南省の銀行監督部門の李煥亭氏(60)が「厳重な規律違反と違法行為の疑い」で調査を受けていると発表しました。
2012年から2018年まで、地方銀行の新規参入や管理・監督を担当していて当時、メディアの取材に「銀行資金の安全を守らなければならない」などと答えていました。
中国メディアは、地方銀行から8000億円規模の預金が引き出せない問題に関わっていた可能性を指摘していて「裏切者は1人ではない」と報じています。
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