チュニジアで国民投票 権限強化で民主化に逆行か[2022/07/26 05:45]

 アフリカ北部のチュニジアで憲法改正の是非を問う国民投票が行われました。大統領権限の大幅強化につながるもので、民主化の流れに逆行しないか危惧されています。

 チュニジア全土で25日、憲法改正を問う国民投票が始まりました。

 2011年に民主化運動「アラブの春」のきっかけを作ったチュニジアですが、去年、サイード大統領は一方的に議会を解散、独裁色を強めていました。

 憲法改正案は大統領権限を強めるものであることから野党などが反発、直前まで反対デモが各地で起きました。

 投票のボイコットを呼び掛ける動きもあり、投票率は低いものになると予想されています。

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