「中国がFRBへ工作活動」報告に 中国反発「被害妄想だ」[2022/07/28 12:12]

 アメリカの共和党議員が、中国について「FRB=連邦準備制度理事会の内部情報を得るため、工作活動をしている」と指摘したことに対し、中国政府は「アメリカの政治家は中国恐怖症を患っている」と皮肉りました。

 ウォールストリートジャーナルによりますと、アメリカ・共和党の上院議員は26日に公開した報告書で、中国がFRBの職員に対し政策金利の変更などに関する情報を現金で買い取ると提案していたと指摘しました。

 また、2019年には上海で中国当局がFRBの職員を拘束し、情報の提供を強く求めたとしています。

 これに対し、中国外務省は今月27日の会見で「少数の共和党議員が悪意をもってでっち上げた嘘だ」と反発しました。

 そのうえで、「アメリカの一部の政治家は中国恐怖症と被害妄想を患っていて、症状はかなり重いようだ」と皮肉りました。

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