3人死傷事故 米海軍将校への判決に批判の声も[2022/07/29 02:38]

 去年、静岡県富士宮市で3人が死傷した事故で、車を運転していた米海軍の大尉が禁錮3年の実刑判決となったことに対し、アメリカで厳しすぎると批判が高まっています。

 米海軍横須賀基地のアルコニス・リッジ・ハネマン大尉(34)は去年5月、富士宮市にあるそば店の駐車場に車で突っ込み3人を死傷させたとして、静岡地裁沼津支部は禁錮3年の実刑判決を言い渡しました。

 ハネマン大尉は量刑が重すぎるとして控訴しましたが、東京高裁は13日、訴えを棄却しました。

 これを受けハネマン大尉の家族がFOXテレビに出演し、「居眠り運転ではなく富士山から戻り高山病になって気を失った」としたうえで、「謝罪し和解金を支払ったにもかかわらず厳しすぎる」訴えました。

 家族によるとハネマン大尉は横須賀刑務所に収監される見通しだということです。

 アメリカでは一部の超党派議員が「友好国に対する対応ではない」とハネマン大尉の即時釈放を要求していて、バイデン大統領とエマニュエル駐日大使に対応するよう呼び掛けています。

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