英 中央銀行 27年ぶりに大幅利上げ[2022/08/04 23:29]

 イギリスの中央銀行「イングランド銀行」は深刻な物価高を受けて政策金利を0.5%引き上げる27年ぶりの大幅な利上げを決めました。

 イングランド銀行、アンドリュー・ベイリー総裁:「エネルギー価格の上昇は実質所得の減少をさらに悪化させ、英国や欧州の経済活動の見通しを悪化させることにつながった」

 イングランド銀行は4日、政策金利を年1.25%から1.75%に引き上げると発表しました。

 去年12月以降、6回連続の利上げで0.5%の上げ幅は27年ぶりです。

 ウクライナ情勢などで物価の高騰が止まらず、金融の引き締めを加速させた形です。

 イングランド銀行は10月に消費者物価指数が前年同月比13%を超え、ピークを迎えると予想しています。

 また、今年10月から12月に1年を超える景気後退に入り、2007年から始まった世界金融危機以降、最も長い不況になると見込んでいます。

こちらも読まれています