新型コロナ「8人に1人」に後遺症 オランダ研究で明らかに[2022/08/05 10:00]
新型コロナに感染した8人に1人に後遺症がみられることがオランダの研究で明らかになりました。
フローニンゲン大学、アランカ・バレリング研究員:「症例数の増加を考慮すると、8人に1人でも膨大になる。だから労働者も生産性の低下につながるかもしれない」
イギリスの医学誌「ランセット」は、コロナ患者の8人に1人に感染後3カ月から5カ月の間に後遺症が見られたという研究結果を掲載しました。
主にせきや呼吸困難、全身倦怠(けんたい)感などで、症状が出たり治ったりを繰り返す人もいたということです。
研究対象は、初期のアルファ株などに感染した成人でワクチン接種を終えていた人は10%でした。
欧米では、コロナの後遺症が労働者の不足などにつながっている可能性が指摘されています。
研究者らは「人的被害が増大する緊急の問題」として、解明を進める必要があるとしています。