カリフォルニアで原発稼働延長案が浮上 電力需要の急増など[2022/08/09 08:51]

 アメリカ・カリフォルニア州で電力需要の急増などから原子力発電所の稼働を延長する案が浮上してきていて注目を集めています。

 カリフォルニア州のディアブロキャニオン原発は、2025年に稼働を停止して廃炉すると2016年に合意されています。

 カリフォルニア州では環境保護運動の結果、原子力発電所の閉鎖が続き、ディアブロキャニオン原発が唯一稼働している原発となっていました。

 廃炉の合意にも関わったニューサム州知事は、クリーンエネルギーの供給が不安定なことと、熱波など電力需要が急増する場合に備えて、この原発の稼働延長を検討している模様だとAP通信が伝えました。

 バイデン大統領も2030年までに温室効果ガスを2005年比で半減させる目標のため、原子力発電の活用を支持していて、今後の温暖化対策の議論に影響を与える可能性があります。

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