欧州宇宙開発 ウクライナ侵攻で日本のH3ロケットに期待[2022/08/13 08:28]

 ロシアのウクライナ侵攻でロシアとの宇宙協力が難しくなるなか、ヨーロッパの宇宙開発の現場から日本のH3ロケットへの期待が示されました。

 ロイター通信によりますと、ESA(ヨーロッパ宇宙局)のジョセフ・アシュバッハ事務総長はロシアのソユーズ宇宙船が利用できなくなった場合、代替手段としてアメリカのスペースX社のロケットや日本のH3ロケットなど次世代ロケットの使用を考えていると発言しました。

 スペースX社のロケットは「明らかな候補」だと説明しながらも、他の選択肢として日本の次世代ロケットやインドのロケットも視野に入れているということです。

 JAXA(宇宙航空研究開発機構)はロケット打ち上げの国際競争のなかで打ち上げ費用を1機50億円と、これまでの半分に抑えるH3ロケットの開発を進めています。

こちらも読まれています