思想家の娘死亡 ロ情報機関はウクライナの犯行主張[2022/08/23 03:14]

 ロシアの右派思想家・ドゥーギン氏の娘が死亡した事件について、ロシアの情報機関はウクライナの国家機関による計画的な犯行だと主張しました。ウクライナ側は関与を否定しています。

 ロシアの情報機関FSB=ロシア連邦保安局は22日、ドゥーギン氏の娘のダリヤ氏が乗っていた車が爆発して死亡した事件について、ウクライナの特務機関が計画した犯行だと断定し発表しました。

 実行犯は1979年生まれのウクライナ人女性で、7月23日に娘を連れてロシアに入国し、犯行後、エストニアに出国したとしています。

 父親のドゥーギン氏は22日、友人のSNSを通じてコメントを発表し、「ロシアの敵が娘を殺した」「必要なのは勝利だけだ」と強調しました。

 また、プーチン大統領は22日弔電を送り、「彼女はロシアの愛国者であることを行動で示した」と述べました。

 一方、ウクライナのポドリャク大統領府顧問は21日、「全く関係ない」と関与を強く否定し、殺害の背後にはロシア国内での権力争いがあるとの見方を示しました。

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