米司法省 トランプ氏捜索の重要書類を裁判所に提出[2022/08/26 08:00]

 アメリカのトランプ前大統領の邸宅への捜索を巡り、司法省が捜索の根拠などが記された「宣誓供述書」を裁判所に提出しました。

 「宣誓供述書」はFBI=連邦捜査局が今月8日に行ったトランプ氏の邸宅「マー・ア・ラゴ」の捜索令状を取得するために裁判所に提出しました。関係者の証言や捜査方針などが記されています。

 野党の共和党やアメリカメディアが「宣誓供述書」の公開を求める一方、司法省は捜査の妨げになるなどとして反対の立場を強調してきましたが、連邦地裁の判事が「一部は公開可能」との見解を示したことを受け、司法省が機密情報を隠したうえで提出に応じた形です。

 公開するかどうかは連邦地裁の判事が判断することになりますが、仮に公になれば進行中の捜査の詳細が明るみに出るという極めて異例の事態になる可能性があります。

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