仏・アルジェリア大統領が共同宣言に署名 植民地化の歴史も検証へ[2022/08/28 07:58]

 フランスのマクロン大統領は独立から60年を迎えた旧植民地のアルジェリアを訪問し、テブン大統領と共に、共同宣言に署名しました。

 フランス、マクロン大統領:「私たち両国の関係は他の二国間関係とは異なり、深くつながっています」

 アルジェリア、テブン大統領:「マクロン大統領の人柄なくして、今回の歩み寄りはなかったでしょう。感謝しています」

 マクロン大統領は訪問先のアルジェリアで27日、テブン大統領と共に、新しい時代を築く若者への支援や両国の経済関係を強化する共同宣言に署名しました。

 また、両大統領はフランスによる植民地化が始まった1830年からアルジェリアが独立するまでの歴史を検証する合同委員会を立ち上げると発表しました。

 両国の関係はマクロン大統領が去年、「フランスへの憎悪に基づいて歴史を書き換えてきた」とアルジェリアを批判するなどして以降、悪化していて、自身の訪問を通して関係改善を狙った形です。

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