米FDA オミクロン対応ワクチン緊急使用を承認[2022/09/01 04:13]

 アメリカのFDA=食品医薬品局は従来の新型コロナウイルスに加え、オミクロン株に対応したワクチンの緊急使用許可を承認したと発表しました。

 緊急使用が承認されたのはファイザー社とモデルナ社のワクチンの改良型で、従来株だけでなく現在の流行の主流となっているオミクロン株の「BA.4」と「BA.5」にも対応する「2価」ワクチンです。

 ファイザー社のワクチンは12歳以上、モデルナ社は18歳以上が対象で、初回の接種には利用できないものの、1回目の接種から2カ月が経過していれば接種が可能だということです。

 FDAのカリフ長官は「秋になり室内で過ごす時間が長くななか、すべての対象者に『2価』ワクチンのブースター接種を検討するよう強く勧める」としています。

 アメリカCDC=疾病対策センターは9月1日の諮問委員会で「2価ワクチン」の有効性やリスクについて協議する方針で、ここで認められれば、実際に接種が始まることになります。

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