「危険な発想」北朝鮮　防衛省の概算要求“長距離ミサイル配備”などに反発

　防衛省の来年度予算の概算要求に盛り込まれた長距離ミサイル配備などの内容に北朝鮮が反発しました。

　朝鮮中央通信が1日に公開した論評では「日本が1000を超える長距離ミサイルを配備しようと画策している」としたうえで「非常に危険な発想と言わざるを得ない」と非難しています。

　日本政府が保有を検討している「敵基地攻撃能力」にも言及し、「最初の攻撃対象は他でもない我々と中国だ」として「もし日本が歴史の教訓を忘却し再び侵攻に乗り出せば、国際社会の無慈悲な反撃に遭い、破滅の運命は免れない」と主張しています。

　北朝鮮に対してアメリカや韓国などと結束を強める日本をけん制する狙いとみられます。