ロシア 言論弾圧強まる 記者に懲役22年の実刑[2022/09/06 00:47]

 ウクライナへの侵攻が長期化するなか、ロシア当局はメディアへの圧力を強めています。

 モスクワの裁判所は5日、西側に機密情報を流したとして元コメルサント紙記者のイワン・サフロノフ氏に懲役22年の実刑判決を言い渡しました。

 EUやロシアの独立系メディアなどは、検察側は証拠も提出しておらず、容疑はでっち上げだとして釈放を求めてます。

 サフロノフ氏は上訴する方針だということです。

 また、モスクワの裁判所は独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ」の報道機関としての認可の取り消しも決定しました。

 編集長で昨年のノーベル賞受賞者のドミトリー・ムラトフ氏は裁判後、記者団に対し「政治的決定で、法的な根拠はまったくない」と述べ、上訴する意向です。

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