中国政府「国内の工業大学がアメリカからサイバー攻撃」[2022/09/06 13:14]

 中国政府のサイバーセキュリティー部門は、中国国内の工業大学がアメリカからサイバー攻撃を受けたとする報告書を発表しました。

 中国の国家コンピューターウイルス緊急対応センターは、5日発表の報告書で、陝西省にある西北工業大学が1万回以上のサイバー攻撃を受けたと明らかにしました。

 報告書では攻撃がNSA=アメリカ国家安全保障局傘下の機関から行われたと主張し、「140GB以上の価値の高いデータ」が盗み出されたと指摘しています。

 これについて中国外務省は5日の会見で、「アメリカの行為を強く非難し、説明と違法行為の即時停止を求める」と述べました。

 西北工業大学は軍の工業大学などが合併してできた大学で、軍事目的を含む航空・宇宙分野などの研究に関わっているとされています。

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