中印両軍が衝突したヒマラヤ西部から双方が撤退開始[2022/09/09 20:23]

 2020年に中国とインド軍が衝突し、多数の死傷者が出たヒマラヤ西部の係争地から両軍が撤退を開始しました。

 中国のチベット自治区とインドのラダック地方の境界にある係争地では、2020年に中国とインドの両軍が衝突し、少なくとも20人以上の死者が出ました。

 この係争地を巡り、中国国防省は9日「双方の軍が歩調をあわせて撤退を始めた」と発表しました。

 インド外務省も9日、両軍の司令官による会談を受けて係争地の一部から撤退を始めたと発表しています。

 ウズベキスタンで15日から始まる上海協力機構の会議に合わせて習近平国家主席とモディ首相の首脳会談が行われるとの観測もあり、緊張を緩和する狙いもありそうです。

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