米名門 プリンストン大 年収1400万円以下家庭の学生の学費全額免除に[2022/09/10 09:26]

 学費の高騰が大きな問題となっているアメリカで、名門で知られるプリンストン大学が収入が1400万円を下回る家庭の学生について学費を全額免除することを決めました。

 プリンストン大学は8日、来年の秋学期から世帯の収入が10万ドル=約1400万円を下回る学生の学費を免除すると発表しました。

 学費には授業料のほか、寮費や食費、教材費なども含まれ、全学生の25%が免除の対象になると見られています。

 これまでの対象は収入が6万5000ドル=約930万円未満でしたが、学生の学費負担を巡る議論の高まりを受けて引き上げました。

 なお、免除がない場合の学費はおよそ8万ドル=約1140万円に上るとされています。

 プリンストン大学の学長は「我々はあらゆる背景、あらゆる分野の優秀な学生を求めて受け入れる」とコメントしています。

 アメリカの4年制大学の学生は平均で2万8950ドル=およそ400万円を超える学費ローンを抱えているとの調査やローン返済に平均で20年かかっているとの調査もあります。

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