女王に“最期の別れ”市民の弔問、数十万人規模か 10時間待ちも[2022/09/13 17:52]

 エリザベス女王の棺(ひつぎ)が安置されているセント・ジャイルズ大聖堂の前から報告です。

 (鈴木彩加記者報告)
 こちらは今、13日午前9時を迎えようとしています。

 後ろに見えるのが大聖堂の入り口で、少し人波落ち着いているようですが、朝から小さなお子様から高齢者の方まで非常に幅広い世代の方たちが次から次へと女王へ最後の別れを告げに訪れています。

 スタッフの方に話を聞きくと、12日夜のピークの時には、大聖堂に入るためには10時間ほど並ばなければいけなかったということで、全体としては数十万人規模の訪問を見込んでいるということです。
 
 こちらに入るためにはリストバンドをゲットする必要があります。これをどこでもらえるのかと言いうと、ここから2.5キロほど離れた公園になります。

 私たちも実際に午前6時ぐらいにその公園に行き、そのスタート地点からこの大聖堂まで実際のルートの近くを歩いてみました。とにかく坂道が多く、登ったり下ったりを繰り返し、それに加えて石畳で凸凹した道が続いていました。非常に歩きづらい印象でした。なかなかハードだなと感じましたが、行列の中には高齢者の方の姿が本当にたくさん見られました。

 さらにエディンバラのこの時期は朝晩ぐっと冷え込みます。13日朝は10度ほどまで下がったということですが、厚手のダウン、手袋やニット帽をかぶりながら歩く人の姿も見られました。

 こちらでの公開はあと6時間ほどとなっていますが、混雑状況次第では、あと数時間ほどで受け付けを終える可能性もあるということです。

 棺は13日夕方にも飛行機でロンドンへと向かう予定です。

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