中国・李克強首相 経団連会長とオンライン会談[2022/09/23 12:50]

 来週29日の日中国交正常化50周年を前に、中国ナンバー2の李克強首相が、経団連の十倉会長などとオンラインで会談しました。

 会談で李首相は日中関係について「50年前、両国のリーダーは長期的な視野と大きな勇気をもって、国交正常化の決断をした。50年間色々なことがあったが、全体的には発展してきた」と述べました。

 そのうえで、「地域的な包括的経済連携協定=RCEPをうまく活用したい」としています。

 また、コロナ対策をしっかり行ったうえで「日中間の直行便を増やし往来を便利にしたい」とも述べています。

 さらに、中国経済について「大きな下押し圧力に直面しているが、雇用と物価の安定に力を入れ、全体的には回復している」と強調しました。

 中国側の発表では台湾問題への直接の言及はなく、経済的には日中関係を安定させたい狙いがあるとみられます。

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