動員影響はパイロットまで 招集で国境越えられず[2022/09/28 23:35]
ロシアのプーチン大統領が発令した部分的動員の影響は航空機のパイロットにまで及んでいます。
ロシアでは招集令状を受け取った人が出国すると処罰の対象になりますが、ロシアの独立系メディアによりますと、これまでに少なくとも10人以上のパイロットが動員対象となり、国境を超えることができなくなったということです。
搭乗を予定していたフライトの直前に知らされることも少なくないということです。
若いほど動員のリスクが高いとみられ、多くの航空会社は35歳以下のパイロットを国際線の勤務から除外しているということです。
動員を発表した21日には極東とシベリアの航空管制官ら数十人が招集令状を受け取りました。
急な人員不足によりロシア東部の飛行に危機的な状況をもたらしたとして、労働組合がミシュスチン首相に航空管制官を動員しないよう要請しました。