米大統領「恥知らずな行為」 ウクライナの一部地域の併合について[2022/09/30 07:20]

 アメリカのバイデン大統領は、ロシアのプーチン大統領が30日にも宣言するとみられているウクライナの一部地域の併合について、「恥知らずな行為」と痛烈に非難しました。

 バイデン大統領:「隣国ウクライナの一部を併合しようとするロシアの恥知らずで見え透いた行為について、アメリカはウクライナの主権領土に対するロシアの主張を決して認めない」

 バイデン大統領は、ロシア側が併合の根拠として挙げる「住民投票」について「明らかにインチキで、結果はロシア政府により作られた」と述べ、ウクライナ国民の意思は反映されていないと強調しました。

 アメリカ政府はロシアが併合に踏み切った場合、さらなる制裁を科す考えを示しています。

 バイデン大統領の発言は、中国と覇権を争う太平洋島諸国の首脳を招いた会合の場であったもので、海洋進出を強める中国から距離を置かせ、アメリカ側に引き込む狙いもありそうです。

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