任期の解釈巡り職務停止中のタイ首相 失職は回避[2022/09/30 23:52]

 タイの憲法裁判所は、現在の首相の任期がすでに上限に達しているかどうかについての憲法の解釈を巡る審理で、首相の続投を認める判断を下しました。

 2014年の軍事クーデターを主導したプラユット氏はその年に「暫定首相」となり、2019年の総選挙を経て正式に首相に選出されています。

 野党側は暫定首相の期間を含めると、憲法で最長8年と定められている任期はすでに超えているとし、憲法裁に申し立てしていましたが、憲法裁は(先月)30日、首相の任期は満了していないとする判断を示しました。

 軍政の流れをくむプラユット政権の継続に抗議する集会も一部で開かれました。

 抗議集会参加者:「政府は独裁を助長しているようだ。私たちの国に希望がなくなってしまう」

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