インドネシアでサッカーの試合後に120人以上が死亡した暴動を巡り、現地の国家警察委員会は警察による催涙ガスの使用は指示違反だった疑いがあるとする見解を示しました。
1日、東ジャワ州でサッカーの試合後に起きた暴動では鎮圧のため警察が催涙ガスを使用し、多くの人が出口に押し寄せるなどして現地警察発表で125人が死亡、450人以上がけがをしました。
現地メディアによりますと、警察の監督機関にあたる国家警察委員会は4日、グラウンドでの催涙ガスの使用命令は出ていなかったとし、指示違反だった疑いがあるとする見解を示しました。
警察は現地で警備を担当していた警察官28人を対象に催涙ガスの使用が適切だったかどうかなどの調査を進めています。
国際サッカー連盟は競技場の秩序維持のために警備当局が催涙ガスを持ち運ぶことや使用することを禁止しています。
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