米大統領が異例介入 黒人差別のラテン系議員が辞職[2022/10/13 19:13]

 アメリカ・ロサンゼルス市議会でラテン系議員が黒人を差別し、バイデン大統領が介入する異例の事態となった問題で、批判された市議が辞職しました。

 ロサンゼルス市議会の議長だったヌリー・マルティネス氏は、同僚議員の黒人の子どもに対し、「猿のようだ」などと差別発言をしていました。

 この発言を録音した音声テープが公開されると、マルティネス氏は議長職を辞職して幕引きを図りましたが抗議活動は収まらず、11日にはバイデン大統領が議員辞職を求める異例の声明を発表、12日、マルティネス氏は改めて謝罪した上で、市議を辞職しました。

 バイデン政権は中間選挙を前に、市議会の問題に介入する異例の対応をとり、黒人支持層に配慮した形です。

こちらも読まれています