韓国軍は13日深夜から14日未明にかけ、北朝鮮が軍用機の飛行やミサイル発射のほか、日本海と黄海に向けて大規模な砲撃を行っていたと明らかにしました。
韓国軍の発表によりますと、北朝鮮は14日午前1時20分から黄海に向けて130発余り、午前2時57分ごろから日本海に向けて40発余りの砲撃を行ったということです。
砲撃はいずれも海に近い地区から行われ、韓国側への着弾はないとみられています。
このほか、韓国軍は13日午後10時半ごろから14日午前0時20分ごろまでの間に北朝鮮の軍用機10機あまりの接近を識別し「F35A」などをスクランブル発進させ対応しました。
軍用機は一時、西部内陸部から飛行禁止区域の北方5キロ付近まで、東部内陸部から同区域の北方7キロ付近まで、黄海地域からNLL(北方限界線)の北方12キロ付近まで接近し、北上したということです。
さらに、14日午前1時49分ごろに平壌近郊の順安(スナン)一帯から日本海に向けて発射された短距離弾道ミサイル1発について、飛行距離が700キロ余り、最高高度は50キロ余り、速度はおよそマッハ6と分析しているということです。
韓国政府は14日、核・ミサイル開発に関与したなどとして北朝鮮の個人15人と16団体を独自制裁の対象に追加すると発表しました。
対象の追加は5年ぶりです。
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