コロナ禍で米国で出生率が15年ぶりに上昇 ゆとりが背景か[2022/10/21 02:03]

 アメリカでは過去15年で初めて出生率が上昇に転じました。コロナ禍の生活によって人々が子どもを持つようになったのではないかとみられています。

 全米経済研究所の発表によると、アメリカの合計特殊出生率が2021年末時点でコロナ禍の前に比べ6.2%上昇していたということです。

 2007年に2.1人を記録して以降、下落が続いていて2020年には1.6人まで低下していました。

 コロナ禍で一時、失業率が上昇したなかでの出生率の回復に、研究者は「子どもを持つにはお金が必要だが、もっと重要なのは時間が必要ということだ」と分析しています。

 発表では「育児環境を改善し、親が在宅勤務を柔軟に行えるようにすることが出生率の向上に関連している可能性がある」と結論付けています。

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