台湾メディア「中国軍の奇襲に注意」 新体制に警戒[2022/10/24 11:35]

 中国共産党の新たな指導部の顔ぶれが発表されましたが、一部の台湾メディアは警戒感をあらわにしています。

 中国共産党の新たな指導部が発表され「台湾独立に反対する」という姿勢が鮮明に打ち出されたことを受け、台湾の与党寄りの論調で知られる「自由時報」は、軍事専門家の見方として「中国軍の奇襲に注意すべきだ」「軍事力を強化し、国民の防衛意識を高めるべきだ」と報じました。

 一方、「中国時報」は2015年に習近平氏と会談した馬英九前総統の言葉として「共産党規約に『台湾独立に断固として反対』と明記されたのは手続きの一環で驚かない。変化の理由は民進党の対立路線である」と台湾与党の姿勢を批判しました。

 「聯合報」は、中国共産党の新指導部の顔ぶれについて「側近で周りを固めた習近平体制は10年以上、続くだろう」とし「国内経済・米中貿易摩擦に加え台湾の問題にも真剣に取り組むだろう」と分析しています。

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