【大惨事の現場】ソウル梨泰院とは? 狭い路地で「群衆雪崩」か[2022/10/30 18:01]
日本と同様に、ハロウィーン直前の週末でにぎわっていた韓国・ソウルの繁華街、梨泰院(イテウォン)で大惨事が起きました。狭い路地に殺到した人たちが折り重なるように倒れ、これまでに151人の死亡が確認されています。
現場となった梨泰院がどういう場所なのか確認します。
ソウルの中央部にある繁華街で、周囲に大使館なども建ち並ぶエリアです。かつて、アメリカ軍の駐屯地があった関係で昔から外国の文化や人が集まりやすく、多様な文化を持つ異国情緒あふれる場所です。
また、韓国で大ヒットした人気ドラマの舞台としても知られています。
現場付近を見てみますと、地下鉄の駅の周りに多くのクラブやバーが軒を連ねていて、韓国の他の繁華街とは一線を画す雰囲気です。
人が集まりやすい半面、裏路地など狭い道路が点在する所ともいえます。
そして今回、多くの犠牲者が出た坂道の路地。幅は4メートル、道の長さがおよそ50メートルほどで、それほど急こう配ではないそうですが、「群衆雪崩」で坂の下へ向かって折り重なるように倒れていったそうです。
事故直前に近くで撮影された写真を見ると、通りは人で埋め尽くされ、身動きがほとんど取れない状態だったことが分かります。