イーロン・マスク氏 ペロシ邸襲撃事件でフェイクニュース拡散か ツイート削除[2022/11/01 07:48]

 「表現の自由を確保する」と主張してツイッターを買収した実業家のイーロン・マスク氏が、根拠のない誹謗中傷を拡散したとして批判され、ツイートを削除しました。

 アメリカ・サンフランシスコで先月28日、ペロシ下院議長の夫ポール・ペロシ氏(82)が自宅で男にハンマーで襲われた事件で、ヒラリー・クリントン元国務長官は「男が極右の陰謀論者だった」と指摘するLAタイムズの記事を引用しました。

 これに対し、イーロン・マスク氏は「この話には、目に見える以上の事実が隠されている可能性がある」として、ポール氏が同性愛者で襲撃犯と一緒に帰宅した後、口論になったという記事をツイートしました。

 この記事の新聞は過去にたびたび誤報を指摘されていて、今回の記事も根拠がないと報じられています。

 指摘を受けてマスク氏は自身のツイートを削除しています。

 マスク氏は、トランプ前大統領のアカウントを凍結するなどしたツイッターを、「言論の自由を確保する」などと主張して、総額440億ドルで買収しました。

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