国連総会「ロシアは戦争被害の賠償を」決議採択[2022/11/15 05:10]

 国連総会でロシアがウクライナから直ちに撤退し、武力行使の損害に対して賠償するよう求める決議が採択されました。強制力はありませんが、ロシアは反発しています。

 キスリツァ・ウクライナ国連大使:「きょう、あなたの目の前にある提案はロシアがウクライナにおける国際法違反の責任を負わなければならないという宣言です」

 決議案はウクライナによって提案され、ロシアがウクライナへの武力行使を直ちに中止してウクライナ領土から無条件に撤退すること、ロシアはウクライナに対する国際法違反の責任を負い、引き起こされた損害を賠償することなどを賛成多数で採択しました。

 94カ国が賛成し、ロシアや中国を含む14カ国が反対しました。

 ロシアのネベンジャ国連大使は「こうした決議は欧米が凍結しているロシアの資産を賠償の財源として接収する口実として使われる」と主張し、決議に反発しました。

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