米中首脳会談 米メディア「外交で論争の悪化食い止めるという選択」[2022/11/15 12:36]

 アメリカのバイデン大統領と中国の習近平国家主席との初の対面での会談について、アメリカでは「米中対立を減速させる分岐点になり得る」と指摘する声が上がっています。

 今回の会談では、米中首脳が台湾を巡る立場や意見の違いを認識しつつ、協力できる分野で対話を再開させることで合意しました。

 これを受けて、ニューヨーク・タイムズは「無制限の紛争に賭けるのではなく、外交によって論争の悪化を食い止めることに賭けるという選択を表している」と評価しています。

 また、CNNは「殴り合うのではなく、互いに対処すべき問題について対話を始めることができれば極めて重要な会談になる」と分析しています。

 アメリカの専門家からは「米中対立の流れを減速させ始めた最初の分岐点だったと振り返ることができるだろう」と意義を強調する声や、「互いが新たな理解に達するにはまだ時間がかかる」と指摘する声が上がっています。

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