フィリピン軍が「強奪された」と主張のロケット残骸 中国は否定[2022/11/21 19:52]

 フィリピン軍が南シナ海で回収した中国のロケットとみられる残骸を中国当局の船に奪われたと発表したことについて中国外務省は「妨害や強奪は存在しない」と否定しました。

 フィリピン軍によりますと、20日、南シナ海上で浮遊物が見つかりました。

 確認のため、この浮遊物を曳航(えいこう)していたところ、中国海警局の船がケーブルを切断して奪ったと主張しています。

 これについて中国外務省は21日の会見で残骸は、中国のロケットの一部だと認めたうえで「現場での友好的な協議によってフィリピンが直ちに引き渡した」と説明しました。

 また、フィリピン側に感謝を表明し、「現場での妨害や強奪は存在しない」と強調しています。

こちらも読まれています