「代表メンバーは国民的英雄」運命の第2戦へ コスタリカ大統領に単独インタビュー[2022/11/25 23:30]

サッカーFIFAワールドカップ2022。グループリーグ第2戦で日本代表が戦う、コスタリカはどのような国なのでしょうか。

コスタリカの国名はスペイン語で“豊かな海岸”を意味します。

九州と四国を合わせたくらい、面積の小さな国土は、4分の1が自然保護地域に指定されています。

“世界一美しい”とも言われる鳥『ケツァール』は、手塚治虫さんの漫画『火の鳥』のモデルになりました。

世界で唯一の白いコウモリ『シロヘラコウモリ』は、一夫多妻制で葉っぱの中に暮らします。

世界一美しい蝶の一つ『モルフォチョウ』もいます。

海には、優雅に泳ぐ、生き物たち。豊かな自然に育まれたこの国は、紛争が堪えない中南米にありながら、軍隊をもちません。

こうしたことが評価されてか、国民の満足度や環境への配慮で測る“地球幸福度”で5回連続で1位。経済発展だけが基準ではない、と私たちに思い知らせてくれる国の一つです。

話をサッカーに戻すと、中南米の国なので、人気は言わずもがなです。

コスタリカでは、赤ちゃんが歩けるようになると、親戚からサッカーボールをプレゼントされるといいます。

チャベス大統領に、テレビ朝日が単独で話を聞くことができました。

チャベス大統領:(Q.コスタリカにとってサッカーとは)コスタリカでは、サッカーは宗教のようなものです。代表メンバーは、私たちにとって国民的英雄です。試合はコスタリカの午前4時ですね。国民は起きて美味しいコスタリカ産コーヒーを飲みながら、日本対コスタリカ戦を観戦するはずです。

サッカーと共に生きてきたとも言えるコスタリカ。それだけに、強豪スペイン相手でも、0−7での大敗は相当堪えるものでした。

ただ、コスタリカの国民性をよく表すとされる言葉は“プーラ・ビダ”。端的に言うと「なんとかなるさ」です。

市民:(Q.試合は見ましたか)最悪だ。

市民:(Q.一晩経って気持ちは入れ替わりましたか)そうするしかない。落ちるところまで落ちたら、あとは上がるしかない。

市民:覚えておいて、コスタリカが勝つ!

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