【速報】中国の江沢民・元国家主席(96)死去 白血病による臓器不全 新華社[2022/11/30 17:53]

 中国の国営メディアは江沢民元国家主席が30日、白血病で死去したと伝えました。96歳でした。

 国営の新華社通信によりますと、江沢民元主席は30日に上海で白血病による多臓器不全で死去しました。

 江沢民氏は1993年に国家主席に就任し、2003年までの10年間にわたり共産党のトップと軍のトップを兼任しました。

 1997年には香港返還、1999年にはマカオ返還、そして2001年にはWTO=世界貿易機関への加盟などを果たしました。

 反日教育を推し進めたことでも知られ、1998年の日本訪問の際には天皇と当時の小渕総理に対し、過去の歴史への謝罪を繰り返し要求し、日本側の反発を招きました。

 政治的には、上海トップ時代の部下らを次々と中央に抜擢(ばってき)し、“上海閥”と呼ばれるグループを形成するなど基盤を固めました。

 2019年10月に北京の天安門広場で行われた「建国70年」の軍事パレードには姿を見せましたが、習近平総書記が3期目続投を決めた今年10月の党大会は欠席していました。

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