プーチン氏 恒例の大規模会見と「直接対話」見送り[2022/12/06 22:25]

 ロシアのプーチン大統領が毎年、開いてきた「大規模記者会見」と国民との「直接対話」が今年は見送られる見通しとなりました。ウクライナ侵攻を巡り、厳しい質問を避けたとみられます。

 プーチン大統領は毎年12月に外国メディアも交えた大規模記者会見を実施してきました。

 開催しなければ過去10年で初めてとなります。

 また、テレビ電話を通じて国民の声に耳を傾ける姿勢を強調し、権力の基盤としてきた国民との直接対話も今年は行われない見通しです。

 政府関係者によりますと、記者会見と直接対話は来年2月ごろまでに行う可能性もあるということです。

 ただ、ロシア国内では長期化するウクライナへの侵攻にえん戦気分が蔓延(まんえん)していて、政府関係者は「いつ終わるのか」という質問にプーチン大統領が答えられない限り、実施はできないだろうと指摘しています。

 一方、内政や外交の基本方針を示す年次教書演説は質問に答える必要がないため、年内に行われる見通しだということです。

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