習近平国家主席がサウジ皇太子と会談 エネルギー分野での協力拡大へ[2022/12/09 02:29]

 中国の習近平国家主席がサウジアラビアのムハンマド皇太子と会談しました。エネルギー分野での協力を拡大するとしています。

 中国国営の新華社通信によりますと、習主席は8日、中国が掲げる経済構想「一帯一路」とサウジアラビアが掲げる経済構想「ビジョン2030」をつなぎ合わせて、成果を得たいと呼び掛けました。

 エネルギー分野では原油の貿易規模を拡大し、資源の調査開発で協力を進めたいとしています。

 一方、ムハンマド皇太子は台湾問題を念頭に「一つの中国」の原則を断固支持し、外部勢力が中国の内政に干渉することに断固反対すると述べました。

 9日には初めてとなる中国とアラブ諸国との首脳会議も開催される予定で、世界的にエネルギー供給の懸念が高まるなか、中国は中東での影響力を高めたい考えです。

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