全米の病床使用率80%超 インフルエンザ感染急増でコロナ最多期と同程度に[2022/12/09 08:35]

 アメリカでは、インフルエンザなどの感染の急増によって病床使用率が80%を超えました。新型コロナウイルスの感染者が最も多かった時期と同じ程度の逼迫(ひっぱく)状況となっています。

 アメリカの保健福祉省によりますと、8日時点で全米の病床使用率は80.1%となりました。

 CNNによりますと、新型コロナの感染が拡大した2020年半ば以降、病床使用率が80%を超えた月はオミクロン株が急増した今年の1月だけでした。

 当時、病床のおよそ25%を占めた新型コロナの感染者は6%程度にまで減った一方で、現在はインフルエンザやRSウイルスなどの呼吸器系ウイルスが多くを占めているということです。

 CDC=アメリカ疾病対策センターによりますと、先月26日までの1週間のインフルエンザの陽性率は25.1%ですが、去年の同じ時期は1.5%でした。

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