米GDP上方修正 利上げ継続の観測でNYダウ一時800ドル下落[2022/12/23 05:46]

 アメリカの7月から9月のGDP(国内総生産)が上方修正され、利上げが継続される思惑などからニューヨーク市場でダウ平均株価は一時、800ドル以上下落しました。

アメリカ商務省は、22日、7月から9月の実質GDPの確定値を発表しました。年率換算2.9%増だった改定値から3.2%と大きく上方修正されました。

 急激な利上げにも関わらずアメリカ経済がなお強さを保っていることが示され、さらなる利上げがあるのではないかとの観測が広がっています。

 同じ日に発表された新規失業保険申請件数も市場予想を下回り、雇用の堅調も意識されています。

 2日続伸していたダウ平均株価は、利上げの継続があるかもしれないとの見方もあり、一時、前の日の終値から800ドル値下がりしました。

 終値は、前日から348ドル安い3万3027ドル49セントで取引を終えました。

 例年、クリスマス前後から新年にかけて株式相場が大幅に上昇する「サンタクロース・ラリー」と呼ばれる現象に期待する人々からは、「今年は絶望的」といった悲観的な見方が出ています。

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