米メタ 個人情報流出問題で960億円和解案に合意[2022/12/24 04:25]

 アメリカのIT大手「メタ」による大量の個人情報流出問題を巡る集団訴訟で、メタが約960億円を支払う和解案に合意したことが分かりました。

 メタが運営する「フェイスブック」が2016年の大統領選でトランプ陣営のために情報分析を行った企業などに対して個人情報を流出させたとして起こされた集団訴訟で、メタが和解に合意しました。

 和解金は7億2500万ドル、日本円で約960億円で、原告側の弁護士によりますと、アメリカの個人情報問題に関する集団訴訟で過去最高の和解金額です。

 裁判所の文書によりますと、和解金を受け取る対象は2億5000万人から2億8000万人のフェイスブックユーザーですが、それぞれいくら受け取れるかについては、このうち何人が和解金に関する有効な請求を行ったのかによって変わるということです。

 一方、メタは和解に応じたものの、訴えの内容について非を認めていないということです。

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