【独自】上海の日本総領事館「医務官」1年近く不在 邦人保護に危機[2022/12/24 07:30]

 上海の日本総領事館に本来、配置されるはずの「医務官」が1年近くもいないことがANNの取材で分かりました。

 海外の日本大使館や領事館には都市の規模によって在留邦人などの医学的なケアをする医務官が配置されることになっています。

 約3万8000人の日本人が暮らす上海にも1名の医務官が配置されることになっていますが、前任者が退職して以降、1年近く不在の状況が続いているということです。

 これについて外務省は「コロナの影響で医師の採用が難しく、適切な配置ができなかった」と説明しています。

 現地の医療関係者は「中国で感染が広がるなか、在留邦人が命の危機に陥った場合に備え、適切な人員配置を望む」と話しています。

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