米モデルナ、RSウイルスワクチン「発症8割以上抑える効果」 60歳以上の臨床試験[2023/01/19 07:27]

 アメリカの製薬会社「モデルナ」は、肺炎などを引き起こすRSウイルスに対するワクチンについて、60歳以上の人を対象とした臨床試験で発症を8割以上抑える効果がみられたと発表しました。

 モデルナのRSウイルスワクチンの臨床試験は60歳以上のおよそ3万7000人を対象に行われました。

 その結果、発症を84%抑える効果がみられたということです。

 倦怠(けんたい)感や接種した部位の痛みなどの副反応は見られましたが、安全性が懸念される健康問題は確認されませんでした。

 モデルナは今年の上半期に当局に申請を行うとしています。

 RSウイルスは風邪と似た症状を引き起こしますが、乳幼児や高齢者は重症化することもあり、現在、子どもを対象にしたワクチンの臨床試験も進められているということです。

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