スウェーデン 極右がコーランに火 NATO加盟に影響[2023/01/23 06:24]

 北欧のスウェーデンで極右団体がイスラム教の聖典「コーラン」を燃やし、NATO=北大西洋条約機構への加盟を巡り協議を続けるトルコとスウェーデンの間で緊張が高まっています。

 スウェーデンにあるトルコ大使館前で21日、極右団体が抗議活動を行い、コーランを燃やしました。

 スウェーデンはNATOへの加盟申請を行っていますが、トルコはスウェーデンがテロ組織を支援しているとして批准していません。

 一方、コーランを燃やされたことに反発したトルコでは数百人がスウェーデン領事館前に集まり、スウェーデンの国旗を燃やすなどして辺りは騒然となりました。

 トルコ政府は「デモを許可したのは受け入れられない」として、予定されていた国防相会談の中止を発表し、加盟に向けた協議に影響が出ています。

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