ロシア検察庁 独立系メディア「メドゥーザ」の国内での活動を禁止[2023/01/26 23:05]

 ロシアの検察庁は独立系メディア「メドゥーザ」のロシア国内での活動を禁止する措置を講じました。プーチン政権によるメディア統制が一段と強まっています。

 検察庁は26日、メドゥーザの活動が「憲法秩序の基盤とロシア連邦の安全に脅威を与える」として「望ましくない組織」に指定しました。

 2021年春から指定を受けている「外国エージェント」より、さらに厳しい措置となります。

 メドゥーザはロシア国内での活動を完全に停止しなければならず、違反を繰り返すと最大4年の懲役刑となります。

 また、他のメディアや読者がメドゥーザの記事をロシア国内で引用したり、拡散することも罪に問われることになります。

 活動を支える寄付も最大5年の罪に問われる可能性があります。

 メドゥーザは「望ましくない組織」の指定を受け、SNSで「ロシア当局は独立系メディアを破壊しようとしているが、何もできない。メドゥーザも閉鎖しない」と報道を続けていく姿勢を強調しました。

こちらも読まれています